2016.04.12更新

相続によって,兄弟姉妹間で裁判や調停等に移行するようないわば骨肉の争いを避けるためには,遺言を作成しておくことが有効な手段です。実際,遺言があることで,故人の家族への思いと共に,故人の財産が相続され,その結果,家族間での無用な相続争いが回避されるケースは多々あります。

しかし,他方で相続争いを回避するための有効な手段である遺言を悪用することによって,かえって相続争いが勃発してしまうケースもあります。

次回より,遺言が悪用された結果,相続問題が生じてしまったケースをご紹介いたします。

投稿者: 吉川綜合法律事務所