2015.08.14更新

被相続人が土地や建物等の不動産を所有していた場合には,どこの土地・建物を持っていたのか,その評価額はいくらなのかといったことを調べる必要があります。

亡くなったご家族の所有していた不動産の調査をする場合は,まず,ご自宅から「権利書」や「登記識別情報」または「固定資産税の納付書」などを探してることが有効です。特に,固定資産税の納税通知書は毎年6月頃に市区町村から送付されてきます。この納税通知書には,所在地、面積、評価額等が記載されていますので、不動産の大体の内容を把握することが出来ます。

固定資産税の納付書さえ見つかれば,権利書などが発見できなかったとしても,市役所などにある名寄帳から,亡くなったご家族被が所有していた土地や建物が分わかります。それらが分かれば、法務局に出向いて、土地や建物の権利関係が記載された「登記事項証明書」を取得することになります。

また,土地や建物の所在地の市町村役場から、「固定資産評価証明書」を取得すれば、不動産の価値の目安が分かります。

法務局や市役所等からこれらの書類を入手する際には,被相続人との続柄が分かる戸籍謄本や身分証明書などが必要となりますので,用意していくことも必要です。

投稿者: 吉川綜合法律事務所